特別養護老人ホーム せんりょう万両

私が伸びる。人の役に立つ。

先輩インタビュー

01.伊藤主任

私は、好きな仕事をしています。

好きな仕事といっても楽しいことばかりではありません。でも、好きな仕事だと堂々と言えるのは、この仕事は
苦しいことや辛いことがあっても、人の温かさや情が伝わる素敵な仕事だからです。

伊藤主任

「認知症の世界に入り込む」

 私は、認知症を持つ高齢者と接する時、その世界に一緒に入りこむことを大切にしています。
認知症という病気を持っている方は、様々な行動障害が起こります。私たちが予想もしないことがたくさん起こります。しかし、それは、認知症という病気があるからで、決して、行いたくて行動しているわけではありません。
 よく勘違いされがちですが、認知症という病気は感情がなくなるわけではありません。認知症の進行具合にもよりますが、きちんと感情はあります。
 私は、そんな時、認知症の世界に一緒に入りこみ、一緒になって考え、悩むことを行うように意識しています。そうすることで、共感できる部分や信頼関係にもつながってきます。
 常に「なぜ、どうして、このような行動になるのか。」という疑問を持ち、考えることで、答えを決めつけず、当たり前をつくらないように努力しています。そうすることで、より毎日の援助が楽しいものになっていきます。
 認知症の世界は、奥深く、とても興味深いものです。
 私は何年たっても分からないことだらけです。でも、それが新鮮でやりがいがある仕事です。

「一瞬を大切にする」

 仕事をしている時に、気を付けていることは、その時・その一瞬を大切にするようにしています。この仕事は人と接する仕事です。その中で、強い部分も弱い部分も全部みることができます。それと同時に、ご利用者は忘れてしまうことも多いです。覚えていてもらいたい。と思うのではなく、一瞬だけでもよいから笑顔になってもらいたい。と思い仕事をしています。そうすると、自然と一瞬一瞬を大切に考えるようになります。
 一瞬だけかもしれませんが、その一瞬がとても大事になる時があるのです。
 一瞬にかけて仕事するのもいいものですよ。

「心から笑うこと。感謝すること。信じること。」

 高齢者から教えてもらうことはとても多いです。
 まわりの人からは「大変な仕事ね。」とよく言われます。しかし、私は「人と接する仕事をしている人と同じ。」と答えます。
 世間の方が思っている以上に、人の情を感じられる温かい仕事です。
 そして、何より自分が成長できる仕事でもあります。
 ぜひ、一緒に「ひまわりのような笑顔」になりませんか。

02.舘主任

舘主任

 誰しも住み慣れた我が家で大好きな家族とともに暮らすことを願っていると思います。
 施設に入る=自由がなくなる?今までの生活とはかけ離れたものになってしまう?というマイナスイメージをもたれる方が多いのではないでしょうか。
 私の施設では、ある日の昼「カレーは嫌いやでカップうどん食べるわ」
 ある日のおやつには「今日は餅焼いて食べるわ」ご利用者からそんな声があがります。
 施設でそんなのいいの?と驚く方もみえると思いますが、そんなマイナスイメージをくつがえすべく、どうしたらご利用者の意向を実現できるのか、自分の家のように暮らしてもらうにはどうしたらいいのかを考えながら日々仕事をしています。
 ご利用者のケアはもちろん、ご利用者の要望を1つでも多く叶えるため、ご家族とのコミュニケーションもこまめにとるように心掛けています。ご家族との世間話からご利用者の新たな一面を知ることもたくさんあります。
 日々自分を成長させてくれる仕事だと思います。