児童心理療育施設 悠とは
施設種別 | 児童心理治療施設 |
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事業目的 | 軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする。(児童福祉法第43条の2項) |
施設の役割 | 子どもの社会適応力の回復を図る 退所後に健全な社会生活を営むことができるように支援する 家族や地域が今後の受け入れについて考えられるよう支援する |
対象児童 | 学校に行きたいのに行けない 家庭内で暴力をふるう 友達とうまく付き合えない 落ち着きがなかったり、乱暴なことをしてしまう 気持ちの起伏が激しく、コントロールが難しい いろいろなことに対して心配になる 神経質であったり、依存心が強い 家では話せるのに外では話せない 養育に行き詰まりを感じており、家族関係が悪化している 夜尿、頻尿、吃音、チックなどの癖がある |
入所について | こちらをご覧ください |
通所について | こちらをご覧ください |
入所
定員 | 30名(4ユニット 男子22名・女子8名) | |
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治療・支援方針 | 施設全体が治療の場であり、施設内で行って いる全ての活動を治療と捉える「総合環境療法」 」を実践しています。 具体的には、①医学・心理治療 ②生活指導 ③学校教育 ④家族との治療協力 ⑤地域の関係機関との連携 を治療の柱とし、医師、 心理士、児童指導員や保育士、教員など、子どもに関わる職員全員が協力して一人一人の 子どもの治療目標を達成できるよう、本人と家族を援助していきます。 |
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治療・支援内容 | 心理治療 | 定期的(週に1回45分)に担当の心理士と個別に面接を行います。担当と信頼関係を深めながら、遊びや会話を通じて問題の解決を図ったり、自己表現ができるようにしていきます。 |
生活指導 | 大人の見守りのもとで、基本的生活習慣を身につけていきます。集団生活の中で、社会のルールやマナーを学んだり、他児とのコミュニケーションの力を育んでいきます。 | |
家族支援 | 家族が抱える問題や子育ての悩みについて一緒に考えさせていただきます。通常、面会→外出→外泊のステップを経て家庭復帰を目指していきます。 | |
学校教育 | 一人一人の特性や、学習面のつまづきに応じた教育を実施しています。学力だけでなく、学校生活を円滑に過ごすための練習も行います。(桑名市立長島中学校悠分校、桑名市立伊曽島小学校悠分校) |
一日の流れ
(平日) | (休日) | ||
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7:00 | 起床 | 7:00 | 起床 |
7:30 | 朝食 | 7:30 | 朝食 |
8:00 | 登校準備、居室掃除 | 8:00 | ユニット掃除 |
8:25 | 登校 | 8:30 | 自由時間 |
14:30 | 下校、おやつ、宿題 | 12:00 | 昼食 |
15:00 | 集団活動、心理療法 | 13:00 | チャレンジタイム①(学習) |
16:00 | 自由時間、入浴 | 14:00 | 小学生活動(小学生) チャレンジタイム②(中学生) |
17:30 | ユニットタイム | 16:00 | 自由時間、入浴 |
18:00 | 夕食 | 17:30 | ユニットタイム |
18:45 | 自由時間、入浴 | 18:00 | 夕食 |
21:00 | マイルームタイム | 18:45 | 自由時間、入浴 |
21:30 | 小学生消灯 | 21:00 | マイルームタイム |
22:00 | 中学生消灯 | 21:30 | 小学生消灯 |
22:00 | 中学生消灯 |
通所
定員 | 10名 |
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治療・支援内容 | 家庭から悠に通い、心理治療・生活指導を受けることができます。まずは担当心理士が子ども本人・ご家族と丁寧に面談をさせていただき、子どもの状態に応じた個別の治療プログラムを用意します。 利用回数や期間等については、個別でご相談をさせていただきます。 |
よくあるご質問
- Q
- 入所中の子どもに会いに行くことはできますか?
- A
- 児童相談所の許可を得た上で、事前に予約をいただければ可能です。
- Q
- 入所中に子どもが病気になった場合はどうなりますか?
- A
- 施設には看護師が常勤しています。受診が必要な時は、施設の向かいにある法人系列の「桑名クリニック」で診てもらいます。また、診療時間外でも24時間ドクターと連絡がとれる体制が整えられています。
- Q
- ゲーム機は持ち込めますか?
- A
- 携帯ゲーム機の持ち込みはルールで認めていません。悠ではゲームの時間も、人との関わりを学ぶ大事な練習、と捉えています。友達と一緒に遊ぶボードゲームやトランプなどを貸し出し用に揃えています。
- Q
- 入所の費用はどれぐらいですか?
- A
- 保護者の方の前年度の所得に応じて負担額が決定します。悠では直接的な負担金の授受はありませんので、児童相談所にお問い合わせください。
- Q
- 県外に住んでいますが施設を利用することはできますか?
- A
- できます。愛知県や静岡県の子どもも生活をしています。ただし、悠は家族への支援がとても重要だと考えていますので、家族の定期的な来館が困難な場合はお断りをさせていただくことがあります。