令和で初めての避難訓練*シンシア豊川*
防災係りの近藤です。
シンシア豊川では、毎年3回の総合避難訓練を行ないます。
地震が発生して→火事になり→初期消火・通報→避難する流れで行ないます。
また、シンシア豊川が土砂災害地域に指定されている為、
土砂災害の避難訓練も行ないます。
年号が令和になり、最初の避難訓練を5月23日(火)に行ないました。
緊急地震速報が発令され、地震が発生することのアナウンス
「窓から離れ、姿勢を低くして頭を守り、じっとしていてください」
あるご利用者は机の下に潜るのでなく、近くにあった座布団を
頭の上に置き、危険から逃れようとする姿がありました。
ご利用者は、アナウンスの「姿勢を低くして頭を守り」を
忠実に守って、危険を回避しようとしたのです。
すべての人が、一緒の行動をするのでなく、
それぞれ感じた思いに沿って危険を回避したらよいのではないだろうか。
火事が厨房より起こり、職員とご利用者が避難のため
建物外に逃げました。
自分で危険を感じ避難できるご利用者、
歩行不安定のため車椅子で職員と一緒に逃げるご利用者
なぜ避難するのか分からないが、職員に促され逃げるご利用者
色々な思いを持つご利用者がおり、みんなで避難を行ないました。
ご利用者・職員が共に協力し合い、避難場所まで避難する事が出来ました。
しかし、すべてのご利用者が避難することは難しかった。
避難する事を強要する事よりも本人の思いに寄り添った支援をしたためである。
火事等で避難が本当に必要になった時に、避難して頂ける関係性や言葉がけが
出来るようになる事が大切であり
そんな関係を構築できるような生活支援員になりたいと思います。
2019.06.07 | シンシア豊川