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シンシア農場に咲く雑草の小さな花~ツユクサと万葉集~*シンシア豊川*

シンシア豊川

 

 

帰化植物が多い中で、

つゆ草は万葉集にも出てくるバリバリの在来種です。

 

万葉の時代においては、月草(つきくさ)と呼ばれており、

また、青い花弁は染色にも使われていました。

 

しかし、月草の染料は色が落ちやすく、

また、朝咲いた花は昼頃にはしぼんでしまうことから、

心変わりを例えたり、

この世のはかない命を表すのに読み込まれています。

 

月草を読み込んだ歌は、全部で9首あります。

 

このうちただ一首のみ、

作者がわかっている歌があります。

 

月草の、

うつろひやすく思へかも、

我が思う人の、

言(こと)も告げ来ぬ

 

(私の恋しい人は)ツユクサのように心変わりし易いのでしょうか、

私の恋しい人は、

歌を贈って来てはくれません。

 

この歌は、大伴坂上家之大娘(おおとものさかのうへのいものおほいらつめ)が、

万葉集の編者で知られる大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌ですが、

この歌を贈ったかいがあってか、

大伴坂上家之大娘は後に大伴家持の妻となります。

 

シンシア農場にひっそりと咲く、

月草ならぬ露草。

 

古代にはこんなロマンの表現に用いられていました。

 

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2021.06.27 | 

シンシア農場に生息する虫たち~ラミーカミキリ~*シンシア豊川*

シンシア豊川

人面顔

 

シンシア豊川2

 こっちが本当の顔

 

 

 

 

人面カミキリです。

 

明治時代の初期にラミー(イラクサ科の植物)にくっついて日本に入ってきた、

南方系のカミキリムシです。

黒色以外の部分は、青白色や黄白色のパステルカラーの人工的な色。

 

キョンシーのようだとか、

ロボットのようだとか、

ディナージャケットを着たレストランのウェイターのようだとか、

なんとも奇妙な虫です。

 

食性は、イラクサ類ですので、

畑においては害虫ではありません。

 

シンシア農場1のローゼルの苗場で見つけました。

 

生息域は、西日本が中心ですが、

近年、生息域を広げており、

2019年には、秋田県で初めて確認されています。

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2021.06.18 | 

シンシア農場に生息する虫たち~ベニシジミ(紅小灰蝶)~*シンシア豊川*

シンシア豊川

 

シンシア豊川2

 

 

ベニシジミは、明るいオレンジ色。

 

前翅に黒い斑点が入り、開張30mm程度のキュートな蝶です。

 

裏面は灰色の地に黒の斑点がはいっています。

 

春から見られますが、

夏秋にかけて色がだんだんと濃くなっていきます。

 

幼虫の食草は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどのタデ科植物で、害虫ではありません。

 

農場1のハーブ園のそばで見かけました。

 

蝶類も、見分けが難しい種類が多いのですが、

このベニシジミは見た目に類似の種がなく、

判別しやすい蝶の一種です。

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2021.06.18 | 

シンシア農場を訪れる鳥たち~カワウ(河鵜)~*シンシア豊川*

シンシア豊川

 

 

目撃は何度かしていたのですが、

ようやくカメラに収めることに成功しました。

 

退勤の途中、

道路わきの畦道でたたずんでいたところを捉えた一枚です。

 

通常は、群れで行動するはずですが、

この鵜は、いつも単独で行動しています。

 

河鵜は、日本国内において、

1970年代には3000羽以下まで減少しましたが、

その後回復、

現在は、15万羽以上にまで増え、

有害鳥獣許可が出ている地域もあります。

 

近くでは、知多半島にある鵜の山が繁殖地として有名で、

鵜の山は、1934年に国の天然記念物として指定されています。

 

鵜といえば、鵜飼いが有名ですが、

鵜飼いに用いられているのは、

通常、河鵜ではなく、海鵜の方です。

 

海鵜が用いられる理由は、

体が大きく力も強いうえ、

我慢強くて比較的おとなしい性格だからだそうです。

 

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2021.06.13 | 

グループホームスクラム モール棟今年もオープン!*グループホームスクラム*

皆さんグループホームスクラムには

男性が生活するスクラム棟と

女性が生活するトライ棟、

そして燕が暮らすモール棟があります。

 

毎年燕がやって来て

卵を産み、ヒナを育て、巣だって行きます。

つい先日もご利用者と共に送り出しました。

 

 

グループホームスクラム

 

送り出したと思ったら、次の燕がやってきました。

 

 

グループホームスクラム トライ

 

 

燕は幸せを運んできてくれるとも言われています。

・ツバメは優しい人が集まる所に巣を作る

・ツバメの巣ができると自然災害に遭わない

などなど

ご利用者もヒナが孵ると「かわいい」と言ったり

生活介護事業所パレットに行くときには

「行ってきまーす」と言ったり

家族のような存在になっています。

 

燕たちにとっても、

ご利用者の明るく楽しい雰囲気に守られていて

安心できる場所になっていると感じます。

 

また、来年もお待ちしております。

 

 

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2021.06.13 | 

シンシア豊川を訪れる子鳥たち~コシアカツバメ~

シンシア豊川

 

シンシア豊川2

 

シンシア豊川3

 

 

シンシア豊川の外ラウンジには、

毎年ツバメが巣をつくります。

 

今年も新しい巣が完成しました。

 

すでに卵を産み、温めているようです。

 

つぶらな瞳にふかふかの胸毛。

 

巣の中で卵を温めている妻をじっと待つ、

つぶらな瞳のイケメン君です。

 

 

シンシア豊川4

 

シンシア豊川にやってくるツバメは、

コシアカツバメと呼ばれる種類。

 

名前の通り、腰が赤いのが特徴です。

 

もう間もなく、

可愛い子供たちの姿が見られることでしょう。

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2021.06.07 | 

天野バラ園様より、500本のバラが届きました!*シンシア豊川*

6月2日は、6と2でローズの日とか(#^^#)

豊川のバラは、なんと生産量、全国一だそうです。

 

6月1日、その豊川市の天野バラ園様が、

バラの花をご寄付してくださいました(^_-)-☆

なんと500本もです!

花があるだけで、ラウンジがパッと華やかになりました。

バラ1

 

早速、受付カウンターに飾らせていただき、ご利用者の活動にと

フラワーアレンジメントやアロマセラピーで使わせていただきました。

ご利用者にバラの花を見ていただくと、「わ~♡」と歓声があがりました。

 

素敵なバラの花をいただき、贅沢な気分を楽しむことができました。

ありがとうございました(*^_^*)

バラ2

 

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2021.06.04 | 

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