災害用簡易トイレをご寄贈頂きました *シンシア豊川*
6月15日、豊川市赤坂町にある東海理化音羽工場様と、同社の労働組合様より、
災害用手すり付きポータブルトイレやパーソナルテントなど一式をご寄贈頂きました。
シンシア豊川では、年に数回の防災訓練を行っていますが、
東日本大震災以降は、「災害」を現実的ものとして考え、
とくに「想定される被害」を具体的にイメージして、訓練を重ねてきました。
その訓練の中で、大きな課題として出てきたのが「災害時のトイレ」であります。
シンシア豊川では、主に知的障がいをお持ちのご利用者が約80人で生活されています。
施設内には約30カ所のトイレがありますが、災害が起こり、停電になると、トイレの水が流れなくなります。
こうした事態に備え、「災害用トイレ」の購入を検討しましたが、
ご利用者の人数からすると、多くの数が必要になるため、なかなか実現することができませんでした。
そうした中、今回、思いもかけず、東海理化さんよりご寄贈のお申し出を頂けたことは、
ここに暮らしておられるご利用者はもちろん、私たち職員にとっても本当にありがたいことでした。
ご寄贈頂いた「災害用トイレ」はとても素晴らしいものばかりです。
つい「勿体ないので使わずに大事にしまっておきます。」と言ってしまいそうになりますが、
お気持ちをお寄せ頂いた方々のご期待にお応えするためにも、
頂いた道具を災害時に有効に使わせて頂けるよう、日々、訓練に励ませて頂きたいと思います。
東海理化音羽工場のみなさま
誠にありがとうございました。
2016.07.06 | シンシア豊川