シンシア農場鳥類記 ~チョウゲンボウが帰ってきた!~ *シンシア豊川*
チョウゲンボウが帰ってきました!
去年の冬にシンシア農場に初めて現れましたが、
今年も帰ってきてくれました。
チョウゲンボウは、ハヤブサの仲間。
ハヤブサ科の鳥は、ワシ、タカと同じ猛禽類ですが、DNA的には、
ワシ、タカよりもインコ等と近い種類になります。
このように進化の過程に於いて、
異なる種が似たような生態を持つことにより、
類似した姿になることを収斂進化といいます。
チョウゲンボウはユーラシア大陸に広く分布し、
冬季は繁殖地に残る個体と暖地に移動する個体に分かれます。
暖地に移動する個体は日本全国各地に冬鳥として渡ってきますが、
シンシア農場にやってきた個体はそのうちの一羽。
一見、ワシ、タカと似て見えますが、
違うところもあります。
それは、その瞳。
ワシ類は虹彩が黄色であることが多く、
精悍な容貌となりますが、
チョウゲンボウは黒色なので可愛い顔つきになります。
体の大きさはカラスより一回り小さいのですが、
今年の初目撃はカラスを追いまわしている姿でした。
カラスは、チョウゲンボウの雛を襲います。
それで、チョウゲンボウはカラスを見ると
目の敵にして追い回すのです。
体は小さくても、猛禽類。
カラスには負けていません。
#自然栽培 #化学肥料不使用 #無農薬
#ハヤブサ #チョウゲンボウ
#里山 #環境保護 #環境問題#環境
#生物多様性 #SDGs
#陸の豊かさを守ろう #野鳥を守りましょう
#野鳥も人も地球のなかま
2022.10.25 | シンシア豊川
シンシア豊川昆虫記 ~アカスジカメムシ~ *シンシア豊川*
シンシア農場1のパセリの花に只一匹だけ居るのを見つけました。
アカスジカメムシは、東アジア全般に生息し、
パセリやフェンネル、ニンジンといった
セリ科の植物の花の蜜や種の汁を吸います。
このカメムシの特徴は、何と言ってもこの赤と黒のストライプ模様。
顔から身体の裏側まで、この模様です。
美しいとみるか、毒々しいとみるか?
アカスジカメムシは、鳥などの外敵から身を守るため、
このような模様になりました。
カメムシというと独特の臭いにおいですが、
アカスジカメムシは、その代わりに臭いはほとんど出しません。
これも進化の多様性の一つです。
注)写真は5月に撮影したものです。
2022.10.11 | シンシア豊川
カレンダープロジェクト 10月 *グループホームスクラム*
10月は平野正浩さん。
麻痺があり、絵を描くことが苦手です。
でも、みんなと一緒の空間でおしゃべりしたり、
一緒に何かをすることは大好きです。
世話人のアイデアと平野さんの強みを生かした作品がコチラ。
美味しそうな栗と赤く色づいた葉!
これ全部平野さんの手を使って色を付けた
画用紙を切って作りました。
平野さんだから出せる色と
世話人さんが普段から平野さんの
ストレングスを活かした支援を模索してくれている
結果が出たと思います。
完成した絵を前に
世話人と話をしている時の
表情はとても嬉しそうでした。
2022.10.01 | シンシア豊川