強度行動障害って何?(原因と対応編) *シンシア豊川*
シンシア豊川では、
入職したばかりの新人さんにもわかりやすく伝わる様に、
強度行動障害について基礎の部分からお伝えしています。
医学的な診断名ではなく、
行政・福祉において必要な支援を判断するために使われる言葉です。
知的障害や自閉スペクトラム症(ASD)は、
強度行動障害の背景となりやすいといわれています。
「僕は、今何をしたら良いか分からなくて壁を強く叩いてしまう。
やることを準備して教えてくれると壁を叩かず落ち着きます。
でも…
最近の僕は、壁を叩くことが多くなりました。
壁を叩いたら誰かがきてくれるって分かってるから。」
それは、
スケジュール通りに動きたくない日もあるし、
ジョブトレ(※)に飽きてやりたくない日もあるのです
そんな時は
「人の役に立ちたい!お手伝いが好き!」の良さをいかして
職員と一緒に洗濯物を干す・取りこむ・畳むお手伝い、
職員と一緒にテーブル拭き・ゴミ集めのお手伝い、または、
ジョブトレ(※)を選んでもらい職員と一緒に行うことで落ち着き、
いつも通りのスケジュールで過ごすことが出来ます。
(※)TEACCHプログラムの、
「自立課題」の理論を参考に職員が作った課題セットを、
シンシア豊川では「ジョブトレ」と呼んでいます。
このような行動に陥ったご利用者が、
環境を整えていくことで少しずつ落ち着き、
少しでも穏やかに生活できたら良いなと考え活動していきます。
2023.09.28 | シンシア豊川