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田んぼの中の小さな生きものたち~ゲンゴロウの幼虫~

しんしあ①
ゲンゴロウの幼虫

今回紹介するのは、ゲンゴロウの幼虫です。

幼虫は、以前に紹介したヤゴ(トンボの幼虫)や
カゲロウの幼虫とよく似た姿をしています。

昔は、ゲンゴロウを見かける機会も多かったと思いますが、
近年、見かける機会も減り、
その存在を知らない子どもたちも増えました。

農薬の影響、
水路のコンクリート化、
外来生物の影響などにより、
レッドリスト(絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト)に
掲載される水生生物の数は増加しており、
ゲンゴロウもその代表格です。

自然栽培の田んぼは、
ゲンゴロウにとって、
残された最後の生息地の一つと言えるかも知れません。

ゲンゴロウの幼虫期間は約40日。
カゲロウやヤゴに比べ、
ずいぶんと早く大人になります。

今回捉えた写真はチビゲンゴロウの幼虫。

チビゲンゴロウは約2㎜程度の小さなゲンゴロウで、
頭のところの角のような模様が特徴です。

そして、下の写真。
これもよく似た姿をしていますが、
これはボウフラ。

嫌われ者の蚊の幼虫です。

他の水生昆虫とよく似た姿はしていますが、
ボウフラには足がありません。
しんしあ②
ボウフラ(蚊の幼虫)

前回掲載したヤゴ(イトトンボの幼虫)、
カゲロウの幼虫も併せて再度掲載させていただきます。

しんしあ③
ヤゴ(イトトンボの幼虫)

しんしあ④
カゲロウの幼虫

水生昆虫、4種類の紹介でした。

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2021.09.14 | 

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