地域連携推進会議 議事録(障害者支援施設シンシア豊川)*シンシア豊川*
開催日:2025年11月13日 13:30~15:50
場所:障害者支援施設シンシア豊川
出席者:ご利用者S氏、ご利用者S氏、豊川市役所 福祉部 障害福祉課K氏、アパティア福祉会評議員K氏、認定特定非営利活動法人 東三河後見センターK氏、農業推進委員(地域の関係者)Y氏、ご利用者ご家族H氏、障害者支援施設シンシア豊川職員
- 会議の内容
1.1 シンシア豊川の概要・理念
シンシア豊川は知的障がい者の生活支援を目的とし、生活介護、施設入所支援、短期入所、相談支援などを提供する施設である。施設理念は「ともにいきる 彩彩(とりどり)のかがやき みち照らす」であり、ご利用者の意思決定支援や尊厳保持、社会参加支援、多様性理解を重視している。
1.2 利用者の生活支援
ご利用者の日課は起床、食事、日中活動、自由時間、就寝で構成され、規則正しい生活により安心できるよう支援している。日中活動では輪投げや魚釣り、工作、お茶会などを実施し、季節イベントや秋まつりも行われている。食事や入浴は管理栄養士の献立や個別対応浴を実施している。支援方針として、リフレーミングを用い得意分野を伸ばすとともに、表情や視線など言語以外のコミュニケーションも重視している。
1.3 権利擁護・品質向上
多職種による連携体制が整えられ、虐待防止委員会や身体拘束廃止委員会、防災委員会等で定期的な活動を行う。個別支援は担当職員制で実施され、ケース会議や利用者会で支援内容を確認している。ヒヤリハット事例の分析や運転チェックも行い、安全確保と不適切支援の迅速な是正を図っている。
1.4 農福連携・地域交流
農福連携として自然栽培による米作りやローゼル栽培を実施し、クラフトコーラやローゼルぽん菓子などの商品開発も行っている。地域交流として玉ねぎ収穫祭、秋まつり、シンシアカフェを開催し、ふるさと納税事業も推進している。
1.5 経営・支援状況
令和6年度事業活動収益は36億8818万円、純資産は6億5161万円でいずれも前年度比増。ご利用者は知的障害、自閉症、精神障害、強度行動障害など多様で、構造化などを活用した支援を実施。BCPに基づき地震・水害・感染症対策を行い、避難訓練や感染症研修を実施。今後は介護テクノロジーとして「眠りスキャン」を導入し、夜勤効率向上と利用者負担軽減を図る予定。
- 議論
2.1 自然栽培の活用方法
草をすべて除去するのではなく、排水や保水の効果を考慮して残す栽培方法を採用している。農作業をすることでご利用者の安心感や自己肯定感向上につながることが確認された。
質疑応答: 「草を残すと管理が大変ではないか」という質問に対し、担当者は「季節や天候、栽培工程に応じて残す草と除去する草を選定し、負担を最小限にしている」と回答した。
2.2 外国人材の活用
男性2名、女性2名の外国人職員が勤務しており、日本語・三河弁の習得も進み、介護業務への参加により正職員は専門支援に集中できる。増員や夜勤参加も視野に入れ、支援体制の強化を議論した。
質疑応答: 「夜勤参加に伴う教育は?」に対し「OJTや同行研修、ケース会議でフォロー」と回答。また「文化・言語の壁はないか」という質問には「身振りや簡易日本語で日常会話は問題なし」と回答した。
2.3 職員の負担と理念
職員負担への懸念が示されたが、施設側は利用者主体の支援が使命であり、理念に基づく活動がやりがいにつながると説明。職員は協力して工夫し、失敗を重ねつつ支援の質を向上させている。
質疑応答: 「負担を感じた場合の相談体制は?」には「職員間の情報共有、スーパービジョン、メンタルヘルス相談窓口で対応可能」と回答した。
- 会議総括
本会議では、施設概要・理念、利用者支援、農福連携、外国人材活用、経営状況、介護テクノロジーの活用について報告が行われた。自然栽培の活用方法や外国人材の支援参加、職員負担と理念の関係について活発な議論と質疑応答が行われ、実務上の課題と理念の両立について理解を深めた。
最後に職員代表から、利用者主体の支援が使命であり理念に基づく活動が職員のやりがいになるとの挨拶があり、参加者からは農業活動による居場所づくりや外国人材活用による支援体制充実への評価が示された。今後も地域や関係者と協力し、利用者主体の支援や農福連携、地域交流の取り組みを推進することで合意し、会議は終了した。
※本議事録は、AIを用いて作成いたしました。
2025.12.29 | シンシア豊川



