シンシア農場鳥類記 ~雌のキジ~ *シンシア豊川*
シンシア農場1 ローゼルの畝の間で雄雌ペアのキジに遭遇しました。
1枚目、2枚目の写真はメスのキジ。
3枚目は雄のキジです。
このキジ。シンシア農場1の東隣の空き地を棲み処としていますが、
昨年はペアとなるメスを得られず、一人暮らしでした。
今年は、めでたくメスに選ばれたようです。
雉はメスがオスの縄張りを回って、気に入ったオスを選びます。
このキジ同様、鳥の多くは、メスに選ばれるため雄がきれいな姿をしています。
しかし、外敵に狙われやすいというリスクを伴います。
一方、メスはずいぶんと地味な色をしています。
それは、子育てを含め、外敵に見つからないようにするためです。
そしてキジのオスは、こんな目立つ姿をしているため、
子育てには一切かかわりを持ちません。
外敵に狙われるというリスクよりも、
メスに選ばれることの方を優先して進化した形態の結果です。
生物は、様々な形で進化を遂げ、それが、地球上の生物多様性を生んできました。
今、私たちの地球では、多くの野生生物が大きく数を減らしており、
その多様性の危機にあります。
私たちが行っている自然栽培は、その多様性を守る農業でもあるのです。
2022.09.20 | シンシア豊川