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強度行動障害ってなに?(特性編) *シンシア豊川*

シンシア豊川では、入職したばかりの新人さんにも
わかりやすく伝わる様に、強度行動障害について基礎の部分から
お伝えしています。

タイトル

医学的な診断名ではなく、
行政・福祉において必要な支援を判断するために使われる言葉です。
知的障害や自閉スペクトラム症(ASD)は、
強度行動障害の背景となりやすいといわれています。

知的障害や自閉症の特性としては
• 社会性の特性
• コミュニケーションの特性
• こだわりの特性
• 感覚の特性
が挙げられています。それぞれの特性を具体的に紹介します。

社会性の特性
社会性の特性として「他者への関心が薄い」
「他者の意図を察知するのが難しい」という
人との関わりについての特性や、
「周囲で起こっていることへの関心が薄い」
「周囲から期待されていることの理解が難しい」
といった状況の理解が苦手ということがあります。

コミュニケーションの特性
コミュニケーションの特性として「話し言葉の理解が難しい」
「あいまいな表現が苦手」といった理解に対する特性や、
「言葉で伝えるのが難しい」「誰に伝えたらいいのかわからない」
といった発信に対する特性があります。

こまっている人

また、「状況に合わせた振る舞いが苦手」
「表情や目線などの非言語的コミュニケーションの理解が難しい」
という人とのやり取りが苦手という特性もあります。

こだわりの特性
特定の刺激や活動に没頭し、
切り替えることややめることが困難といった特性があります。
また「臨機応変な対応が苦手」
「自分のやり方にこだわる」といったことがあります。

感覚の特性
感覚の特性としては、「視覚」「聴覚」「味覚」「触覚」「嗅覚」
といった五感に対する過敏または鈍麻(どんま)があります。
また前庭覚(重力や体の傾き、スピードなどを感じる感覚)に
特有の感覚があることもあります。
またほかにも特性として衝動性がある場合、
感情のコントロールが難しく、
突発的な飛び出しや奇声をあげるなどの癇癪が起こることがあります。

悩んでいる人

このような行動に陥ったご利用者が
環境を整えていくことで少しずつ落ち着き少しでも
穏やかに生活できたら良いなと考え活動していきます。

最後の絵

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2023.12.05 | 

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