田植え後~1か月*シンシア豊川*
6月2日、一反パートナーの三遠ネオフェニックス様、加山興業様、
豊川市の職員の方、ボランティアの方と共に、無事田植えが行われました。
その翌日、よく見ると
一生懸命育て、みんなが汗水流して植えた大切な苗たちが
田んぼの水面に浮いているではありませんか!
急いで予備に作っておいた苗を、抜けてしまったところに
補植しました。
一難去ってまた一難、今年もあいつがやってきました。
ジャンボタニシです。
しかも、食べられている!
ジャンボタニシは、若い稲が大好物( ゚Д゚)
そしてそのジャンボタニシは見た目とは違った
派手なピンクの卵をたくさんあちこちに産みつける!
しかも大事なフェニックスの看板まで
今年は例年になく全国でジャンボタニシが多いとのこと
何とかしなければ!
そこでジャンボタニシの特性を活かした作戦その1.
ジャンボタニシは深いところが好きなので
田んぼの四辺に溝を掘ります!
ジャンボタニシの特性を活かした作戦その2.
高いところに卵を産むので、竹の棒を刺します
ジャンボタニシの特性を活かした作戦その3.
卵は、水没させると孵らないので水没させます。
ゴム手袋をして、このピンクの卵を取るのです。
手袋越しでも気持ち悪い
田んぼの中ほどや溝に集まったジャンボタニシを
網や手作業で取り除く事1時間・・・
こんなに沢山取れました!!
でもこれもほんの一部。まだまだたくさん潜んでいます
取りきれなくても自然栽培ではこのジャンボタニシが
この後生えてくる雑草の芽を食べてくれるから
味方にもなるんです
これだから自然栽培はおもしろい!
その雑草の除草もタニシに任せるだけでは追いつきません
今年は新作の「竹ぼうき除草機」と「チェーン除草機」の2本立て
これを引くことで苗は抜けず生えてきた小さな雑草の芽だけを
上手に抜いて浮かせて除草できるのです
考えた人は素晴らしい
毎年やってくるのは大変なジャンボタニシだけではありません
この時期はかわいいカモがやってきます。
親ガモ1羽。子ガモは4羽。わかりますか?
そして一か月後の田田と田田2の様子です。
何度も何度も補植をしたのですが、ジャンボタニシの多さに負けて
苗がまばらになってしまいました。
近くの田んぼでも同じような被害が見られていました。
それでもみんなで一生懸命植えた苗です。
大切に育てていきたいと思います。
2019.08.07 | シンシア豊川