『旬を旅する野菜セット』の夏バージョンが発売中です!*シンシア豊川*
前回も大好評だった企画が再登場です!
全国の「農福師」たちが
たっぷり手間をかけて自然栽培で育てた
旬野菜の詰め合わせ、
『旬を旅する野菜セット』が発売中です♪
今回の
シンシア豊川産のお野菜は
じゃがいもです。
なんと!このじゃがいもの品種名も
〈シンシア〉なんです。
自分たちと同じ名前のお野菜、
素敵なご縁を感じます(*^-^*)
フランス生まれ、平尾育ちのシンシアじゃがいも、
ぜひお試しくださいませ(*^▽^*)♡
『旬を旅する野菜セット』
■限定300セット
■Aセット(10種類詰め合わせ) 4,320円(税込)
Bセット( 6種類詰め合わせ) 3,456円(税込)
■お届け野菜の例
トマト、なす、じゃがいも、にんじん
きゅうり、オクラ、ピーマン、とうがらし など
■発送時期
9月上旬~中旬予定
■詳しくはこちらのHPをご覧ください。
コトノネ https://shizensaibai-party.com/news/2833
2021.08.17 | シンシア豊川
田んぼの中の小さな生きものたち~ケンミジンコとカイミジンコ~*シンシア豊川*
ミジンコは、
エビやカニ等と同じ、
節足動物の甲殻類に属します。
また、水中に漂って生活するプランクトンの仲間にも分類されています。
主なミジンコの仲間には、
オーソドックスなミジンコ目の他に、
このケンミジンコが属するカイアシ亜目とカイミジンコ目があります。
最初の写真は、ケンミジンコ。
メモリ一つの大きさは、0.5mmですので、体長は1mm程度です。
これはメスで、
後方に伸びている二つの袋の中には卵が入っています。
また、このケンミジンコには目がひとつしか有りません。
ケンミジンコの学名は、
Cyclops(キュクロープス)。
ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人からこの名前が付きました。
2枚目の写真は、カイミジンコ。
0.5mm~1mmほどの大きさです。
貝のように2枚の堅い殻で覆われていますが、
殻の中から触覚と足を出して泳ぎ回ります。
停止するとすぐに引っ込めてしまうので、
撮影するのに苦労しましたが、
上に触覚(または脚?)が伸びているのがわかるでしょうか?
このカイミジンコ、
耐久卵という水がなくても死なない卵を産みます。
この耐久卵、
ほこりなどにくっつき、
風に飛ばされて、
水のあるところに落ちると、
カイミジンコが生まれ、
増えて行きます。
シンシアの田んぼの中には、
肉眼では気づかない、
ちいさな生き物たちの世界が広がっています。
2021.08.14 | シンシア豊川
田んぼの中の小さな生きものたち(水生昆虫の世界)~トンボの幼虫(ヤゴ)とカゲロウの幼虫~ *シンシア豊川*
シンシア農場の田んぼ(田田&田田2)では、他の田んぼ同様、
川から水を引き込んでいます。
そして、
その水の中には、
たくさんの小さな生きものたちが生息しています。
畔の雑草が田の水に浸しているところの水をすくってみると、
肉眼で見ただけではなかなかわからない
小さな生き物たちがみつかります。
今回紹介するのは、
幼虫が水中で生活する昆虫たちです。
最初の写真は、ご存じトンボの幼虫、
ヤゴ。
これは、イトトンボの幼虫で、
大きさは数ミリ程度。
2枚目の写真は、カゲロウの幼虫。
こちらは、1mmくらいの大きさです。
ヤゴの方は、
触覚が短く、
眼が横に飛び出ています。
それに対し、
カゲロウの幼虫は、
触覚が長く、
眼は体のうちに収まっています。
尾はどちらも3本です。
ヤゴは動物性の食性で、
動物性プランクトンのミジンコなどを食べて成長します。
カゲロウの幼虫は、
藻類やデトライタス(生物遺骸)を食べます。
ヤゴもカゲロウの幼虫も、
幼虫で2年から4年を過ごし、
その間に何度も脱皮を繰り返します。
しかし、カゲロウは、大人になってからの寿命は
わずか一日しかありません。
田んぼに入り込んでしまった幼虫は、
水がなくなる冬の間は、
用水に移動するそうですが、
果たして、無事に大人になることが出来るでしょうか?
2021.08.04 | シンシア豊川
高校生夏休みボランティア!*生活介護事業所パレット*
高校生が夏休みを使ってシンシア農場で
ボランティアをしてくださいました!
3日間にわたって、3組の高校生が参加!
1組目は、女の子2人組!
ローゼルの下枝切りを2畝分行いました!
ずっとローゼルの下枝切りをやるのは大変かなと途中
他の仕事を提案してみましたが、「楽しいから続けてやります!」
と目を輝かせながらローゼルを最後までやり遂げてくれました。
2組目は、男の子3人組!
マルチ貼りや田んぼに入ってタニシ取り、
キューホ―除草を行いました!
なかなかハードな作業でしたが、最後までやり切ってくれました。
さすが運動部!とても助かりました。
3組目は、女の子3人組!
ひまわりの種まき、間引き、タニシ取りを行いました!
3人とも元気があり、カエルにびっくりしながら、よけながらも、
がんばってヒマワリの間引きや
タニシ取りは短い時間でしたが、「楽しいです!」
と言って一生懸命がんばってくれました。
みなさん、暑い中でしたが、一生懸命にかつ楽しそうに
やってくださいました。
今の時期、熱中症対策でほとんどのご利用者が
畑に行けない中で、職員ががんばってやっていますが、
そこにボランティアさんが来てくださったことで、活気も出て、
やりたい作業も進められたので、すごく助かりました。
また、最後にはシンシア豊川のブルーベリーの試食も
していただき、「甘い」「おいしい」と
感じてくださった方が多く、自然栽培の味を
知ってもらえてよかったなと思いました。
ボランティアでやっていただいた、ひまわりは9月ごろに
花が咲く予定で、ローゼルとお米は10月終わりごろから
11月にかけて収穫になります。
その時には、ぜひまた来ていただけたら嬉しいです。
ご利用者が活躍する機会が少ない中ですが、
職員やボランティアさんに協力してもらいながら
暑い時期を乗り越えて、農福連携を継続してご利用者が
活躍できるよう、そして自然栽培の野菜を多くの人に
お届けできるように、がんばっていきたいです。
2021.08.02 | シンシア豊川
カルガモと田んぼ*シンシア豊川*
田田と田田2の間の畦道にたたずむ2羽のカルガモ。
夫婦と思われますが、
これ以上くっつかず、
また離れもせず、
この距離で、
一緒に、
この場所にたたずんでいます。
今年もシンシア農場では、
イセヒカリという品種の苗を植えました。
シンシア農場の田んぼ、
向こうに見える隣の田に比べ緑が薄いですが、
これが窒素分の少ない自然栽培の稲の特徴です。
化学肥料を使わない自然栽培の田んぼでは、
川の水が、新たな栄養を得る主要な手段の一つとなっています。
今年は、
水の循環を良くするため、
水路を掘って、
排水位置の対角線に給水位置を持ってきました。
収穫予定は10月後半。
今から収穫がとても楽しみな、シンシア農場の田んぼです。
2021.07.29 | シンシア豊川
「バタフライピー!」*生活介護事業所パレット*
シンシア豊川が農業を開始した4年前、
「バタフライピー」を栽培することが夢でした。
初年度には、種を蒔いたけど、たった1本育っただけ…。
熱帯の植物を育てる難しさを実感して
しばらく遠ざかっていたのですが
今年、バタフライピーを育てることに成功しました。
でも、花の数が、1本の木に1~2個だけ…。
バタフライピーの花は、朝咲いたら夕方にはしぼんでしまいます。
だから、乾燥させます。
乾燥機できれいに並んでいるピーちゃんたち。
ティーにすると
花のまんまのきれいな青色が出ます。
これは、生の花を3枚、お湯に入れました。
そこにレモンの汁をちょこっと入れると
色が変わるんです。
小学校の理科の実験のリトマス試験紙みたい!
職員Sさんから
ゼリーを作ったよ、と報告あり。
黄色い層が手作りグレープフルーツジャムなので
酸性に影響されて
「青いピーの層が紫色になっちゃいました~」とSさん。
生の花を凍らせて炭酸で飲むだけでも
涼しさの演出~。
こんな映え写真のとれそうな
バタフライピー。
シンシア豊川の畑で、ひっそりと咲いてます…。
温暖化といえども
熱帯産の植物を育てるのは簡単ではないのですが…
ハーブの加工などで「ご利用者のできる作業」を
増やすことはできないかな?と考え
試行錯誤中…。
販売できるほどたくさんの花が咲く日が来るよう
ピーちゃんも
農作業のみんなも、がんばりましょう。
2021.07.23 | シンシア豊川
ローゼルとアマガエル*シンシア豊川*
うっとうしい梅雨の季節ですが、
大喜びしている生き物たちも居ます。
ニホンアマガエル。
虫を食べてくれます。
ローゼルの木に居るところを捉えました。
ローゼルは、沖縄や東南アジアで栽培が盛んな、シンシア農場の主力産物の一つ。
今年は、500本余りを植えました。
今は、30cmほどの若木ですが、
秋には人の背丈を超えるほどに育ち、
10月になると、花を収穫します。
花(正確にはガクの部分)は、酸味があり、
きれいな赤い色が出ます。
また、加熱すると「とろみ」が生じるので、ローゼルティーやジャムとして人気の商品となります。
また、葉や新芽も食べることが出来ます。
酸味の成分は、クエン酸なので、日本人には、梅干しの味というと、想像がつきやすいと思います。
ミャンマーでは「チンバウワ」と言い、
スープや炒めものとして、
ポピュラーな食材となっています。
シンシア農場では、農薬や化学肥料を用いない、自然栽培に取り組んでいます。
ローゼルも無農薬、無肥料のものを味わうことが出来ます。
まだ、ローゼルを味わったことのない方、
是非、一度、ご賞味ください。
#自然栽培 #無農薬 #化学肥料不使用 #環境保全 #ローゼル #チンバウワ
#アマガエル #ニホンアマガエル
#カエル #ボケフォト
2021.07.16 | シンシア豊川
袋でグリーンカーテン♪*シンシア豊川*
手軽に袋を使ってグリーンカーテン栽培に挑戦です。
ゴーヤと朝顔の苗を植えました。
緑が生い茂り、日差しがやさしく入る窓辺が楽しみです。
2021.07.04 | シンシア豊川
シンシア農場に咲く雑草の小さな花~ツユクサと万葉集~*シンシア豊川*
帰化植物が多い中で、
つゆ草は万葉集にも出てくるバリバリの在来種です。
万葉の時代においては、月草(つきくさ)と呼ばれており、
また、青い花弁は染色にも使われていました。
しかし、月草の染料は色が落ちやすく、
また、朝咲いた花は昼頃にはしぼんでしまうことから、
心変わりを例えたり、
この世のはかない命を表すのに読み込まれています。
月草を読み込んだ歌は、全部で9首あります。
このうちただ一首のみ、
作者がわかっている歌があります。
月草の、
うつろひやすく思へかも、
我が思う人の、
言(こと)も告げ来ぬ
(私の恋しい人は)ツユクサのように心変わりし易いのでしょうか、
私の恋しい人は、
歌を贈って来てはくれません。
この歌は、大伴坂上家之大娘(おおとものさかのうへのいものおほいらつめ)が、
万葉集の編者で知られる大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌ですが、
この歌を贈ったかいがあってか、
大伴坂上家之大娘は後に大伴家持の妻となります。
シンシア農場にひっそりと咲く、
月草ならぬ露草。
古代にはこんなロマンの表現に用いられていました。
2021.06.27 | シンシア豊川