ひっつき虫退治 *シンシア豊川*
シンシア豊川の農場まで、
歩いて15分ほどの距離ですが、
歩道の両側にたくさんの雑草が生えています。
その中には、みんなが「ひっつき虫」と呼んでいる
コセンダングサやイノコヅチがいて
農場への往復の際に衣類にくっつき
嫌な思いをしています。
そこで、農作業の合間に
歩道のひっつき虫退治をしました。
シンシア豊川のご利用者には知的障害があります。
多くの方が言葉を理解できず
指示が通らないことがよくあります。
作業時間中、何をしてよいのかわからず
座っているだけの方もいます。
『これやっていいのかな?』という顔で、
職員に確認しようとするご利用者もいます。
これまで何かしたことで、
叱責されたり拒否されたことがあったのではと推察します。
『これやりたいけど、叱られたらいやだし…でも、役に立ちたいし、
どうしようかな?』と、たたずんでいる姿…
はたから見たら、ただ立ってさぼっているように見えるかも。
でも、みなさん、誰かの役に立ちたい気持ちがいっぱい。
「一輪車、運んでください」とか「ゴミ袋もっていてください」とか
声をかけられるのを待っています。
声をかけられると、いきいきと仕事にとりかかります。
一生懸命やって、軍手はこんなになりました。
ご利用者の気持ちにこたえられるよう、
日々の支援を組み立てたり、工夫することが大切と
職員も研鑽に努めます。
歩道の除草は
散歩をする方のお役に立てただろうと思います。
これからも、こんなふうに
地域へのお役立ちになれるといいなぁ、と思っています。
2022.11.28 | シンシア豊川
ゆうあいの里 秋の作品展 *シンシア豊川*
ゆうあいの里で11月17日~20日まで行われていた、
秋の作品展にお邪魔させて頂きました。
シンシアの利用者の作品も展示されていたので
マスクをしっかりと付けて、暖かい恰好をして歩いて行ってきました。
どこの施設も素敵な作品が展示されておりました!
シンシアブースはこんな感じです。
作品を楽しむだけでなく、スタンプラリーも行われており利用者の皆さん大興奮!
日頃から日中活動でスタンプを押すことが多いので
みんなスムーズにスタンプラリーを楽しませて頂きました。
ゆうあいの里の職員の皆さん、ありがとうございました。
久しぶりのお出かけやスタンプラリーの参加賞で頂いた大好きなお菓子とジュースは
とっても嬉しそうでしたが、真剣に作品を楽しむ姿も印象的でした。
コロナが落ち着いてきたら、またどこかにお出かけをしたいですね。
2022.11.24 | シンシア豊川
シンシア農場鳥類記~ハクセキレイの幼鳥~ *シンシア豊川*
今年巣だったばかりのハクセキレイの幼鳥です。
農場1の横の田んぼで撮影しました。
顔に黄色っぽい毛が残り、黒色がまだ薄く、幼さが残ります。
3枚目の写真は成鳥。たくましさが感じられます。
ハクセキレイは、尾を上下に振るしぐさが可愛く、
また、人が近づいてもなかなか逃げません。
その愛くるしさと人懐っこさから、人間に好かれてきました。
多くの野鳥がその数を大きく減らしている中にあって、
近年、その生息域を市街地に拡大しつつあります。
本来は土の中のミミズなどの虫を餌としますが、
パンくずなどの人間の残り物も食べるようになり、
人間とのかかわりの中で、生活形態をうまく適応させてきた鳥と言えます。
これも進化の一つの形です。
注)写真は10月に撮影したものです。
2022.11.14 | シンシア豊川
カレンダープロジェクト 11月 *グループホームスクラム*
11月は夏目そのさん。
そのさんは農作業と習字が大好きな方です。
平日は生活介護事業所パレットで
自然栽培で農作業をしています。
【パレットの紹介動画です】
https://www.youtube.com/watch?v=yWywDuaHTe4
スクラムでもミニトマトなどの野菜や
パンジーなどの花も育てています。
毎朝の水やりは彼女の日課です。
夕食後は居室で習字や折り紙をして過ごします。
手先も器用で折り紙も得意です。
そんなそのさんなら貼り絵も出来るかもと世話人さん。
2人で完成させた作品がコチラ!
実はこれ全部新聞紙!
世話人さんと使えそうな新聞紙をみつける
材料集めから始めました。
そのさんが下絵を描いて、
その上に色遣いを相談しながら
ペタペタペタペタ・・・。
完成した時には全職員びっくり
とてもきれいな作品に驚かされました。
さすがそのさん!
2022.11.01 | シンシア豊川
シンシア農場鳥類記 ~チョウゲンボウが帰ってきた!~ *シンシア豊川*
チョウゲンボウが帰ってきました!
去年の冬にシンシア農場に初めて現れましたが、
今年も帰ってきてくれました。
チョウゲンボウは、ハヤブサの仲間。
ハヤブサ科の鳥は、ワシ、タカと同じ猛禽類ですが、DNA的には、
ワシ、タカよりもインコ等と近い種類になります。
このように進化の過程に於いて、
異なる種が似たような生態を持つことにより、
類似した姿になることを収斂進化といいます。
チョウゲンボウはユーラシア大陸に広く分布し、
冬季は繁殖地に残る個体と暖地に移動する個体に分かれます。
暖地に移動する個体は日本全国各地に冬鳥として渡ってきますが、
シンシア農場にやってきた個体はそのうちの一羽。
一見、ワシ、タカと似て見えますが、
違うところもあります。
それは、その瞳。
ワシ類は虹彩が黄色であることが多く、
精悍な容貌となりますが、
チョウゲンボウは黒色なので可愛い顔つきになります。
体の大きさはカラスより一回り小さいのですが、
今年の初目撃はカラスを追いまわしている姿でした。
カラスは、チョウゲンボウの雛を襲います。
それで、チョウゲンボウはカラスを見ると
目の敵にして追い回すのです。
体は小さくても、猛禽類。
カラスには負けていません。
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#ハヤブサ #チョウゲンボウ
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#生物多様性 #SDGs
#陸の豊かさを守ろう #野鳥を守りましょう
#野鳥も人も地球のなかま
2022.10.25 | シンシア豊川
シンシア豊川昆虫記 ~アカスジカメムシ~ *シンシア豊川*
シンシア農場1のパセリの花に只一匹だけ居るのを見つけました。
アカスジカメムシは、東アジア全般に生息し、
パセリやフェンネル、ニンジンといった
セリ科の植物の花の蜜や種の汁を吸います。
このカメムシの特徴は、何と言ってもこの赤と黒のストライプ模様。
顔から身体の裏側まで、この模様です。
美しいとみるか、毒々しいとみるか?
アカスジカメムシは、鳥などの外敵から身を守るため、
このような模様になりました。
カメムシというと独特の臭いにおいですが、
アカスジカメムシは、その代わりに臭いはほとんど出しません。
これも進化の多様性の一つです。
注)写真は5月に撮影したものです。
2022.10.11 | シンシア豊川
カレンダープロジェクト 10月 *グループホームスクラム*
10月は平野正浩さん。
麻痺があり、絵を描くことが苦手です。
でも、みんなと一緒の空間でおしゃべりしたり、
一緒に何かをすることは大好きです。
世話人のアイデアと平野さんの強みを生かした作品がコチラ。
美味しそうな栗と赤く色づいた葉!
これ全部平野さんの手を使って色を付けた
画用紙を切って作りました。
平野さんだから出せる色と
世話人さんが普段から平野さんの
ストレングスを活かした支援を模索してくれている
結果が出たと思います。
完成した絵を前に
世話人と話をしている時の
表情はとても嬉しそうでした。
2022.10.01 | シンシア豊川
シンシア農場鳥類記 ~雌のキジ~ *シンシア豊川*
シンシア農場1 ローゼルの畝の間で雄雌ペアのキジに遭遇しました。
1枚目、2枚目の写真はメスのキジ。
3枚目は雄のキジです。
このキジ。シンシア農場1の東隣の空き地を棲み処としていますが、
昨年はペアとなるメスを得られず、一人暮らしでした。
今年は、めでたくメスに選ばれたようです。
雉はメスがオスの縄張りを回って、気に入ったオスを選びます。
このキジ同様、鳥の多くは、メスに選ばれるため雄がきれいな姿をしています。
しかし、外敵に狙われやすいというリスクを伴います。
一方、メスはずいぶんと地味な色をしています。
それは、子育てを含め、外敵に見つからないようにするためです。
そしてキジのオスは、こんな目立つ姿をしているため、
子育てには一切かかわりを持ちません。
外敵に狙われるというリスクよりも、
メスに選ばれることの方を優先して進化した形態の結果です。
生物は、様々な形で進化を遂げ、それが、地球上の生物多様性を生んできました。
今、私たちの地球では、多くの野生生物が大きく数を減らしており、
その多様性の危機にあります。
私たちが行っている自然栽培は、その多様性を守る農業でもあるのです。
2022.09.20 | シンシア豊川
豊川信用金庫 八南支店 ロビー展 *シンシア豊川*
シンシア豊川には
毎日、絵を描いているご利用者がおおぜいいます。
そんな皆さんの作品を
おおくの方に鑑賞していただきたいと思い
豊川信用金庫の八南支店さんにロビー展をお願いしました。
快く引き受けてくださり
しかも、9月1日から1か月間の開催をご提案くださいました。
9月30日まで、
週ごとに、少しずつ展示内容を変えています。
お近くにお越しの際は
ぜひ、お立ち寄りください。
鑑賞していただくことができるのは、
月曜日から金曜日の
9時から11時30分、12時30分から15時 です。
クイズです。
上の写真の右下の絵 4枚は
有名な画家の作品を模写したものです。
誰の何という作品でしょうか? 答えは下のほう・・・
答え ムンクの「叫び」
ゴッホの「ひまわり」と「糸杉と星の見える道」
フェルメールの「青いターバンの少女」
簡単でしたね。
2022.09.16 |