ひっつき虫退治 *シンシア豊川*
シンシア豊川の農場まで、
歩いて15分ほどの距離ですが、
歩道の両側にたくさんの雑草が生えています。
その中には、みんなが「ひっつき虫」と呼んでいる
コセンダングサやイノコヅチがいて
農場への往復の際に衣類にくっつき
嫌な思いをしています。
そこで、農作業の合間に
歩道のひっつき虫退治をしました。
シンシア豊川のご利用者には知的障害があります。
多くの方が言葉を理解できず
指示が通らないことがよくあります。
作業時間中、何をしてよいのかわからず
座っているだけの方もいます。
『これやっていいのかな?』という顔で、
職員に確認しようとするご利用者もいます。
これまで何かしたことで、
叱責されたり拒否されたことがあったのではと推察します。
『これやりたいけど、叱られたらいやだし…でも、役に立ちたいし、
どうしようかな?』と、たたずんでいる姿…
はたから見たら、ただ立ってさぼっているように見えるかも。
でも、みなさん、誰かの役に立ちたい気持ちがいっぱい。
「一輪車、運んでください」とか「ゴミ袋もっていてください」とか
声をかけられるのを待っています。
声をかけられると、いきいきと仕事にとりかかります。
一生懸命やって、軍手はこんなになりました。
ご利用者の気持ちにこたえられるよう、
日々の支援を組み立てたり、工夫することが大切と
職員も研鑽に努めます。
歩道の除草は
散歩をする方のお役に立てただろうと思います。
これからも、こんなふうに
地域へのお役立ちになれるといいなぁ、と思っています。
2022.11.28 | シンシア豊川