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シンシア農場に秋が来た~彼岸花~ *シンシア豊川*

シンシア①

シンシア②

シンシア③

めっきり、朝晩が涼しくなり、
一気に秋の気配を感じるようになりました。

そして、それに合わせ、
シンシア農場2の西の土手に彼岸花が咲きました。

シンシア農場には、
向日葵が咲き誇っていましたが、
これらをすべて撤去する作業を行っている最中。
秋の訪れに合わせ、
ヒマワリから彼岸花にバトンタッチです。

今年のお彼岸(秋分の日)は9月23日。

ちょうどお彼岸の頃に咲くことから、この名前がつきました。

この彼岸花、
種子を作ることが出来ない(染色体が3倍体)という特異な性質を持っています。

中国大陸では種子繁殖が可能な2倍体のものと3倍体のものが自生しており、
このうち3倍体のものが有史以前に日本列島に持ち込まれたと考えられています。

また、球根(鱗茎)には、毒をもっています。

このため、モグラなどの被害を防ぐことを目的として、
田の畔などに多く植えられ、
日本列島に広まったと考えられています。

シンシア農場2は、これから、本格的な秋を迎えます。

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2021.09.15 | 

田んぼの中の小さな生きものたち~ゲンゴロウの幼虫~

しんしあ①
ゲンゴロウの幼虫

今回紹介するのは、ゲンゴロウの幼虫です。

幼虫は、以前に紹介したヤゴ(トンボの幼虫)や
カゲロウの幼虫とよく似た姿をしています。

昔は、ゲンゴロウを見かける機会も多かったと思いますが、
近年、見かける機会も減り、
その存在を知らない子どもたちも増えました。

農薬の影響、
水路のコンクリート化、
外来生物の影響などにより、
レッドリスト(絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト)に
掲載される水生生物の数は増加しており、
ゲンゴロウもその代表格です。

自然栽培の田んぼは、
ゲンゴロウにとって、
残された最後の生息地の一つと言えるかも知れません。

ゲンゴロウの幼虫期間は約40日。
カゲロウやヤゴに比べ、
ずいぶんと早く大人になります。

今回捉えた写真はチビゲンゴロウの幼虫。

チビゲンゴロウは約2㎜程度の小さなゲンゴロウで、
頭のところの角のような模様が特徴です。

そして、下の写真。
これもよく似た姿をしていますが、
これはボウフラ。

嫌われ者の蚊の幼虫です。

他の水生昆虫とよく似た姿はしていますが、
ボウフラには足がありません。
しんしあ②
ボウフラ(蚊の幼虫)

前回掲載したヤゴ(イトトンボの幼虫)、
カゲロウの幼虫も併せて再度掲載させていただきます。

しんしあ③
ヤゴ(イトトンボの幼虫)

しんしあ④
カゲロウの幼虫

水生昆虫、4種類の紹介でした。

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2021.09.14 | 

某職員の休日 *シンシア豊川*

こんにちは。
シンシア豊川の某職員です。
夏の終わりのある休日
孫を誘って
シンシア農場2のひまわりを見に行きました。

シンシア 1

ところが
孫たちは
ひまわりよりも
井戸のポンプに興味津々。
水道から出る水しか知らない孫たちにとって
重いポンプを動かして水が出てくるのがとてもおもしろかったようです。

シンシア2

シンシア3

「よいしょよいしょ」とポンプを押して
水が出るのを何度も試しました。
これは夏休みの日記にかけるやつ!

ひまわりは
大きなのと小さなのと
2種類が咲いていて
ハチやトンボ、バッタもいっぱい。
虫好き姉弟は、ひまわりよりも虫を見て楽しんでいました。

シンシア4

暑い中、ご利用者が
種をまいて水をかけて大事に育ててきた
ひまわり。
一面に緑色の平尾の田畑の中で
あざやかに黄色くかがやいています・・・が、
もう少しでひまわりの季節も終わり。
地域の皆さんにも鑑賞していただけると
うれしいです。

シンシア5

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2021.09.06 | 

☆夏と言えば、やっぱり夏祭り☆*シンシア豊川*

コロナ禍により、外へのお出かけも難しい日々が続いています。

そんな中、少しでもご利用者に楽しみを届けられるよう

小さな「夏祭り」を行いました。

まずは金魚すくい!

ビニールプールに浮かぶ金魚のおもちゃをポイですくいます

シンシア豊川1
金魚、取ったど~!!

シンシア豊川2
次に、盆踊り!

盆踊りの映像・曲に合わせて、みんなで楽しく踊ります!

シンシア豊川3
♡ドドンがドン♡ ♡ヨーイヨイ♡

シンシア豊川4

 

締めくくりはおいしいスイーツ!

ワッフルの上に好きなものをトッピングしていただきます

シンシア豊川5
トッピングにはアイスやメロンもあります。これぞ、夏!!

あま~~~~~~い!!

シンシア豊川6

まだまだ大変な時期が続きますが、今日も笑顔で頑張ります!

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2021.08.27 | 

『旬を旅する野菜セット』の夏バージョンが発売中です!*シンシア豊川*

前回も大好評だった企画が再登場です!

 

全国の「農福師」たちが

たっぷり手間をかけて自然栽培で育てた

旬野菜の詰め合わせ、

『旬を旅する野菜セット』が発売中です♪

 

今回の

シンシア豊川産のお野菜は

じゃがいもです。

なんと!このじゃがいもの品種名も

〈シンシア〉なんです。

自分たちと同じ名前のお野菜、

素敵なご縁を感じます(*^-^*)

 

フランス生まれ、平尾育ちのシンシアじゃがいも、

ぜひお試しくださいませ(*^▽^*)♡

 

 

『旬を旅する野菜セット』

■限定300セット

■Aセット(10種類詰め合わせ) 4,320円(税込)

Bセット( 6種類詰め合わせ) 3,456円(税込)

■お届け野菜の例

トマト、なす、じゃがいも、にんじん

きゅうり、オクラ、ピーマン、とうがらし など

■発送時期

9月上旬~中旬予定

■詳しくはこちらのHPをご覧ください。

コトノネ https://shizensaibai-party.com/news/2833

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2021.08.17 | 

田んぼの中の小さな生きものたち~ケンミジンコとカイミジンコ~*シンシア豊川*

シンシア豊川

 

シンシア豊川2

 

 

 

ミジンコは、

エビやカニ等と同じ、

節足動物の甲殻類に属します。

 

また、水中に漂って生活するプランクトンの仲間にも分類されています。

 

主なミジンコの仲間には、

オーソドックスなミジンコ目の他に、

このケンミジンコが属するカイアシ亜目とカイミジンコ目があります。

 

最初の写真は、ケンミジンコ。

 

メモリ一つの大きさは、0.5mmですので、体長は1mm程度です。

 

これはメスで、

後方に伸びている二つの袋の中には卵が入っています。

 

また、このケンミジンコには目がひとつしか有りません。

 

ケンミジンコの学名は、

Cyclopsキュクロープス)。

 

ギリシャ神話に登場する一つ目の巨人からこの名前が付きました。

 

 

2枚目の写真は、カイミジンコ。

 

0.5mm~1mmほどの大きさです。

 

貝のように2枚の堅い殻で覆われていますが、

殻の中から触覚と足を出して泳ぎ回ります。

 

停止するとすぐに引っ込めてしまうので、

撮影するのに苦労しましたが、

上に触覚(または脚?)が伸びているのがわかるでしょうか?

 

このカイミジンコ、

耐久卵という水がなくても死なない卵を産みます。

 

この耐久卵、

ほこりなどにくっつき、

風に飛ばされて、

水のあるところに落ちると、

カイミジンコが生まれ、

増えて行きます。

 

シンシアの田んぼの中には、

肉眼では気づかない、

ちいさな生き物たちの世界が広がっています。

 

 

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2021.08.14 | 

田んぼの中の小さな生きものたち(水生昆虫の世界)~トンボの幼虫(ヤゴ)とカゲロウの幼虫~ *シンシア豊川*

シンシア農場の田んぼ(田田&田田2)では、他の田んぼ同様、
川から水を引き込んでいます。

そして、
その水の中には、
たくさんの小さな生きものたちが生息しています。

畔の雑草が田の水に浸しているところの水をすくってみると、
肉眼で見ただけではなかなかわからない
小さな生き物たちがみつかります。

今回紹介するのは、
幼虫が水中で生活する昆虫たちです。

①

②

最初の写真は、ご存じトンボの幼虫、
ヤゴ。

これは、イトトンボの幼虫で、
大きさは数ミリ程度。

2枚目の写真は、カゲロウの幼虫。

こちらは、1mmくらいの大きさです。

ヤゴの方は、
触覚が短く、
眼が横に飛び出ています。

それに対し、
カゲロウの幼虫は、
触覚が長く、
眼は体のうちに収まっています。

尾はどちらも3本です。

ヤゴは動物性の食性で、
動物性プランクトンのミジンコなどを食べて成長します。

カゲロウの幼虫は、
藻類やデトライタス(生物遺骸)を食べます。

ヤゴもカゲロウの幼虫も、
幼虫で2年から4年を過ごし、
その間に何度も脱皮を繰り返します。

しかし、カゲロウは、大人になってからの寿命は
わずか一日しかありません。

田んぼに入り込んでしまった幼虫は、
水がなくなる冬の間は、
用水に移動するそうですが、
果たして、無事に大人になることが出来るでしょうか?

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2021.08.04 | 

高校生夏休みボランティア!*生活介護事業所パレット*

高校生が夏休みを使ってシンシア農場で

ボランティアをしてくださいました!

3日間にわたって、3組の高校生が参加!

 

1組目は、女の子2人組!

ローゼルの下枝切りを2畝分行いました!

ずっとローゼルの下枝切りをやるのは大変かなと途中

他の仕事を提案してみましたが、「楽しいから続けてやります!」

と目を輝かせながらローゼルを最後までやり遂げてくれました。

 

シンシア豊川

シンシア豊川2

 

 

2組目は、男の子3人組!

マルチ貼りや田んぼに入ってタニシ取り、

キューホ―除草を行いました!

なかなかハードな作業でしたが、最後までやり切ってくれました。

さすが運動部!とても助かりました。

 

シンシア豊川3

シンシア豊川4

 

シンシア豊川5

 

 

3組目は、女の子3人組!
ひまわりの種まき、間引き、タニシ取りを行いました!
3人とも元気があり、カエルにびっくりしながら、よけながらも、
がんばってヒマワリの間引きや
タニシ取りは短い時間でしたが、「楽しいです!」
と言って一生懸命がんばってくれました。

シンシア豊川6

シンシア豊川7

シンシア豊川8

みなさん、暑い中でしたが、一生懸命にかつ楽しそうに
やってくださいました。
今の時期、熱中症対策でほとんどのご利用者が
畑に行けない中で、職員ががんばってやっていますが、
そこにボランティアさんが来てくださったことで、活気も出て、
やりたい作業も進められたので、すごく助かりました。
 
また、最後にはシンシア豊川のブルーベリーの試食も
していただき、「甘い」「おいしい」と
感じてくださった方が多く、自然栽培の味を
知ってもらえてよかったなと思いました。

ボランティアでやっていただいた、ひまわりは9月ごろに
花が咲く予定で、ローゼルとお米は10月終わりごろから
11月にかけて収穫になります。
その時には、ぜひまた来ていただけたら嬉しいです。

ご利用者が活躍する機会が少ない中ですが、
職員やボランティアさんに協力してもらいながら
暑い時期を乗り越えて、農福連携を継続してご利用者が
活躍できるよう、そして自然栽培の野菜を多くの人に
お届けできるように、がんばっていきたいです。

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2021.08.02 | 

カルガモと田んぼ*シンシア豊川*

シンシア豊川

シンシア豊川2

 

 

田田と田田2の間の畦道にたたずむ2羽のカルガモ。

 

夫婦と思われますが、

これ以上くっつかず、

また離れもせず、

この距離で、

一緒に、

この場所にたたずんでいます。

 

今年もシンシア農場では、

イセヒカリという品種の苗を植えました。

 

シンシア農場の田んぼ、

向こうに見える隣の田に比べ緑が薄いですが、

これが窒素分の少ない自然栽培の稲の特徴です。

 

化学肥料を使わない自然栽培の田んぼでは、

川の水が、新たな栄養を得る主要な手段の一つとなっています。

 

今年は、

水の循環を良くするため、

水路を掘って、

排水位置の対角線に給水位置を持ってきました。

 

収穫予定は10月後半。

 

今から収穫がとても楽しみな、シンシア農場の田んぼです。

 

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2021.07.29 | 

「バタフライピー!」*生活介護事業所パレット*

シンシア豊川が農業を開始した4年前、

「バタフライピー」を栽培することが夢でした。

初年度には、種を蒔いたけど、たった1本育っただけ…。

熱帯の植物を育てる難しさを実感して

しばらく遠ざかっていたのですが

今年、バタフライピーを育てることに成功しました。

 

でも、花の数が、1本の木に1~2個だけ…。

 

シンシア豊川

 

 

 

バタフライピーの花は、朝咲いたら夕方にはしぼんでしまいます。

だから、乾燥させます。

 

 

シンシア豊川2

 

乾燥機できれいに並んでいるピーちゃんたち。

 

ティーにすると

花のまんまのきれいな青色が出ます。

 

 

シンシア豊川3

 

これは、生の花を3枚、お湯に入れました。

 

 

そこにレモンの汁をちょこっと入れると

色が変わるんです。

 

 

シンシア豊川5

 

 

小学校の理科の実験のリトマス試験紙みたい!

 

 

 

 

 

 

職員Sさんから

ゼリーを作ったよ、と報告あり。

 

 

シンシア豊川6

 

黄色い層が手作りグレープフルーツジャムなので

酸性に影響されて

「青いピーの層が紫色になっちゃいました~」とSさん。

 

 

 

 

生の花を凍らせて炭酸で飲むだけでも

涼しさの演出~。

 

 

シンシア豊川7

 

こんな映え写真のとれそうな

バタフライピー。

シンシア豊川の畑で、ひっそりと咲いてます…。

 

温暖化といえども

熱帯産の植物を育てるのは簡単ではないのですが…

ハーブの加工などで「ご利用者のできる作業」を

増やすことはできないかな?と考え

試行錯誤中…。

販売できるほどたくさんの花が咲く日が来るよう

ピーちゃんも

農作業のみんなも、がんばりましょう。

 

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2021.07.23 | 

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