カフェ・アザレアより~令和6年4月18日号
季節のフルーツを召し上がっていただこうと、夏みかんゼリーにイチゴ、キウイフルーツ、バナナにブリーベリーを盛り込みました。
「フルーツがどれも美味しいよ、あんたも早く食べりんよ。」 「あれ、ゼリーも入っとるの。味がみんな違っとっていいね。」 と、喜んでいただけました。
お味もそれぞれ美味しかったようで、お代わりを所望されたご入居者さんもお見えでした。
2024.04.22 |
カフェ・アザレアより~令和6年4月11日号
4月も中旬となり、ご入居者にとっても過ごしやすい時期となりました。
今週はご入居者のご家族から、 「食べきれないから、皆さんに。」 と頂いた夏みかんをゼリーにして、生クリームたっぷりのシフォン風ロールケーキと一緒にお出ししました。 夏みかんの果肉から搾ったジュースでゼリーを作り、くりぬいた夏みかんの中に流し込んで冷やし固めました。
皆さんには丸ごとの夏みかんゼリーを一度ご覧いただいた後、皮ごとカットしてロールケーキとともにお出ししましたところ、 「夏みかんの季節だねぇ、大きくて。まぁ!なかがゼリーになっとるの!」 「いいねぇ、こういうのも、おもしろいね。夏みかんの味がして美味しいよ。」 「見ても食べても満点だ!」 と、大変喜んでいただけ、 「うちにも夏みかんの木があったわ。い~っぱい取れたもんで、よう剝いて食べたわ。」 「うちは、私が剝くよりお父さんが剥いたほうが上手でね、よう剝いてもらったわ。」 「剝いてもらった?うちはそんなことやってくれんかったよ。」 と、しばらく懐かしい思い出のお話に花が咲いていました。
季節を感じれらるものの中で、食べ物のちからは大きいですね。
2024.04.12 |
カフェ・アザレアより~令和6年4月4日号
新年度となり、桜の花も綺麗に咲きそろい、春本番となった今週は、シュークリームを作りました。 シュー皮も中身のクリームもすべて手作りです。シュークリームの中から現れたイチゴに華やかさを感じます。
今日は市内の小学校でも入学式が行われ、ピカピカのランドセル姿の1年生が施設の前を通っていきました。 せんりょう万両にもご入居者の曾孫さんたちが真新しいランドセルを背負い、その可愛い姿を見せに来てくれました。ピカピカの一年生とはよく言ったもので、その笑顔は、ピカピカと輝いています。 曾孫さんたちを見て、ご入居者も素敵な笑顔を見せてくださいました。 ピカピカの一年生、本当にお可愛らしかったです。私たちにも笑顔をいただきました。
2024.04.04 |
カフェ・アザレアより~令和6年3月21日号
春のお彼岸の時期となりました。 お彼岸の食べ物と言えば、断然『おはぎ』があがってきます。
今日のせんりょう万両の喫茶のお菓子は、もちろん、おはぎをお作りしました。 大変うれしいことに、普段なかなか食事がすすまれないYさんが、なんとお代わりをご所望され、 「美味しいね、上手にできたね。」と仰っていただけました。
目を細められて味わわれるお顔はとても可愛らしく、なんだか昔の思い出も一緒に味あわれてみえるようでした。
2024.03.21 |
カフェ・アザレアより~令和6年3月14日号
ホワイトデーの今週は、手作りのカスタードクリームたっぷりのクリームパンをお作りしました。
手作りのカスタードクリームを使用したことでクリームパン好きになられた方も大勢お見えになり、驚くことに、せんりょう万両では、あんパンよりも人気があります。 柔らかめのカスタードクリームのおかげで、パンもフワフワッとやわらかく、お口の中での歯切れも良いようです。
午後の喫茶ではこだわりのお好みの席もあり、 「一番早く来て、このカウンターのこの席でいただくのが好きなの。」と、仰られたYさんが、 「前はね、皆でこの席に並んでコーヒー飲んだんだけどね。」と、コロナの厳重体制になる3年前を懐かしがるようにお話しくださいました。 こんなお話をうかがうとなんだか切ないですね。
2024.03.15 |
カフェ・アザレアより~令和6年3月7日号
ずいぶんと暖かくなったかと思うと、また寒くなりと三寒四温の今週は、いちご大福をお作りしました。
鮮度のよい摘みたてのいちごを白あんでくるみ、その上から求肥の生地で覆いました。 召し上がっていただく時には、細い糸でいちご大福をくるんとくるみ、そのまま糸の両端を引っ張って半分に切りますと、なんともいちごの断面の色鮮やかなこと。 華やいだ雰囲気がほんとにきれいです。
「春だね、きれいで美味しい春だね。」とF子さん。
甘酸っぱいいちごには白あん・求肥のコントラストが良くあいます。 春を感じていただけて何よりでした。
本日もうひとつ、お知らせしたいことがあります。。 大変うれしい便りがせんりょう万両に届きました。 本日届いたばかりのほやほやのお知らせです。
せんりょう万両ではかねてよりご入居者の暮らしの継続のためにユニットケアを行なってまいりました。 ユニットケアにはそれぞれのユニットにリーダーが必要であり、そのリーダーとなる職員はどこの施設でも、 特別な研修(座学と優良の施設での実習)を受けて勉強することが決められています。 その研修生の実習施設にせんりょう万両が選定されました。
いわば、今まで取り組んでまいりましたせんりょう万両でのケアがいかに的確であるかまた、ユニットケアを進める施設のお手本となることを認めていただけたものと思われます。
今後は全国から実習生がせんりょう万両での実習を求めてやってきます。 これからもご入居者の暮らしの場であり続けられますよう取り組んでまいります。
2024.03.08 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月29日号
桃の節句も近づいた今週は、三河地方ではこの時期欠かすことのできないいがまんじゅうをお作りしました。
上新粉に浮き粉と砂糖を混ぜ、熱湯を加えてこねて作った生地にあんを包み、食紅で色付けたもち米で飾り、 蒸しあげます。 染め上げたもち米は、赤(ピンク)・黄色・緑色の3色で、この3色も以下のように意味合いがあり、 桃の節句には欠かすことのできない色です。
赤(ピンク)は古来から幸運を象徴し悪霊を退ける色 黄色は実った五穀の穂や稲の花から豊穣の色 緑は新緑芽吹く色
ご入居者の皆さんも、 「いがまんじゅう?時期だねえ、桃の節句だものね。春が来るんだねえ。」 と、感慨深げに召し上がられていました。
2024.02.29 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月17日号
バレンタインデーのあった今週は、どなたでも召し上がることのできるチョコムースをお作りしました。
フワフワな食感の濃厚なチョコムースに、 「こりゃあ、どこの会社のお菓子かね?」と、お尋ねになられましたので、 「ここで作りましたよ。手作りです。」とお答えしましたところ、 「ここで作れるのなら、わしも仲間に入れてください。こんなものが作れるのだったら、一緒に作りたい。」 と、Mさん。 そこから、お若かった頃のMさんのお仕事ぶりをお聞きすることができました。
こんなところから色々とお話いただけるのはとてもうれしいですね。 1階の交流スペースでのカフェ・アザレアの復活で、ご入居者のお話をたくさんうかがえるようになり、私たち職員にとっても楽しい時間となっています。
2024.02.17 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月8日号
2月に入りました。節分も終わり、立春も過ぎ、寒暖差を感じながら確実に季節は春に向かっています。
ご家族の面会の頻度も一気に増え、ご入居者とのお話にせんりょう万両のロビーはにぎわっています。
この3年間のコロナ対応の期間、面会も全くできず寂しい思いをじっと耐えてみえたご入居者の、何とも言えない晴れやかなお顔に、ご家族の持つ血のつながりの偉大さを感じずにはいられません。
そのおかげなのか、今日のあんパンは大変良い出来でした。あんパンも皆さんの面会を喜んでいるように、艶やかな出来上がりとなりました。
「今日のあんパン、美味しかったわ。」と、ロビーに本を返しにみえたF子さんが、事務所を覗いて声をかけてくださいました。
よくお分かりでいらっしゃいます。
2024.02.08 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月1日号
2月に入った今週は、真っ白なクリーム大福をお作りしました。
雪のように白い求肥の中には、粒あんと生クリームを忍ばせました。
「これは大福もち?、あらまあ白いクリームも出てきたよ。」
「ハイカラな大福もちだね、あんことクリームも食べられて美味しいね。」
と、皆さん一口頬張られて驚かれ、それから大福の中をよくご覧になられ、
「美味しかったよ、またお願いね。」
との、ご感想。
和の大福もちに洋の生クリームがコラボして、温かいコーヒーにもよくあったようです。
2024.02.01 |