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カフェ・アザレアより~令和6年5月23日号

「そろそろあんパンが食べたいね」                                            「あんパンかん、あんパン、いいね。」                                        とのご要望にお応えして、今週はあんパンをお作りしました。

最近、このアザレアのお菓子作りはいささか緊張して作っています。                                              理由は、かつてお仕事でパンやお菓子を作られてみえたというご入居者がお二人みえるのです。

今週もその緊張感をもって、あんパンを焼き終わったころ、前述のうちのお一人のYさんが、施設内の散歩のついでにお立ち寄りになられました。                                                     「中種かね、ストレートかね?」と尋ねられましたので、                                   「ストレートです。」とお答えすると、                                      「なんでかね?」と尋ねられ、                                              「施設の他の仕事をしながらですので、中種の時間がなくて。」とお答えしました。                            「そうかん。」

この会話のなかで尋ねられたのは、パンの製法のことです。                                     手短かに説明しますと、中種法は前もって、使う粉の一部(または全部)を取り分け、水・酵母と混ぜ合わせて中種を作り発酵させた後に、残りの材料と混ぜ合わせて本生地を作る、ミキシングが二段階となる製法で、ストレート法は生地を酵母菌も最初に加えて一度に捏ねる製法です。

「パン生地も丸められるぞ、お菓子も作れるぞ、袋詰めもできるぞ。ヒマはいかん。退屈はいかん。」と、まだまだお仕事に意欲的でいらっしゃいます。

今まで蓄えた知識と技術をお持ちでいらっしゃいます。                                     多くのことを学ばせていただく機会が持てそうで、これからのお話に胸が膨らみます。

カフェ・アザレア、もっとちからをつけていきたいです。                              Yさん、どんどんお越しください。                                                 いろいろと教えてください。                                              お待ちしています。

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2024.05.24 | 

カフェ・アザレアより~令和6年5月16日号

無農薬のレモンをたくさんいただきましたので、黄色い皮の部分はすり卸し、中身は搾ってジュースにしました。このレモンの皮のすり卸しとジュースをたっぷりと入れてマドレーヌを焼きました。

昔懐かしい、型紙を使って焼き上げました。最近のマドレーヌはシェル型が多くなりましたが、かつてはこの型紙が主流でした。このマドレーヌ型は、シェル型と違ってとても大きい出来上がりとなります。

食べきれるかなと若干心配しましたが、                                     「この紙は懐かしいねえ、高級品だ。」と、おっしゃられ、皆さんペロッと召し上がられました。

ノスタルジックなお菓子となったようでした。

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2024.05.19 | 

カフェ・アザレアより~令和6年5月9日号

「そろそろパンが食べたいね。」とのご所望から、パン生地を牛乳で捏ね、トッピングにソボロを載せたシトロイゼルクーヘンをお作りしました。

召し上がる時にソボロがポロポロと崩れるのですが、サクサクとした口当たりのソボロにフワフワのパン生地がちょっとしたケーキのような食感で、ご入居の皆さんのお好きなパンのうちの一つでもあります。

「週1回じゃもったいないね。毎日でもいいね。」と、先日ご入居されたばかりのIさんが仰られると、                  「そうだよ、ここはね、こういうお菓子を作ってくれるだよ。」と、先輩入居者のSさんがお返事されていました。

嬉しく励みになるお話を伺うことができました。

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2024.05.13 | 

カフェ・アザレアより~令和6年5月2日号

5月のお菓子は柏餅ですね。                                                5月5日の端午の節句には、子どもたちの成長を祈り、柏餅と菖蒲湯を用意されるご家庭が多かったことと思います。

「昔はねえ、柏の葉っぱも取って、茹でてね、柏餅も作ったよ。」                             「2,3日経つとね、硬くなってきて、皮が割れて中のあんこから甘い汁が出てね。」                          「今はいいね、食べたいだけ買ってくればいいからね、無駄がない。」                          とまあ、色々なお話を聞くことができました。

嚥下の困難なご入居者には水ようかんをお作りしましたが、柏餅の雰囲気を少しでも味わっていただこうと、柏の葉で包んでお出ししてみました。                                         「おかしわ風だね。ありがとね。」と、Iさん。                                                お分かりになっていただけたようで、うれしかったです。

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2024.05.05 | 

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