カフェ・アザレアより~令和6年2月29日号
桃の節句も近づいた今週は、三河地方ではこの時期欠かすことのできないいがまんじゅうをお作りしました。
上新粉に浮き粉と砂糖を混ぜ、熱湯を加えてこねて作った生地にあんを包み、食紅で色付けたもち米で飾り、 蒸しあげます。 染め上げたもち米は、赤(ピンク)・黄色・緑色の3色で、この3色も以下のように意味合いがあり、 桃の節句には欠かすことのできない色です。
赤(ピンク)は古来から幸運を象徴し悪霊を退ける色 黄色は実った五穀の穂や稲の花から豊穣の色 緑は新緑芽吹く色
ご入居者の皆さんも、 「いがまんじゅう?時期だねえ、桃の節句だものね。春が来るんだねえ。」 と、感慨深げに召し上がられていました。
2024.02.29 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月17日号
バレンタインデーのあった今週は、どなたでも召し上がることのできるチョコムースをお作りしました。
フワフワな食感の濃厚なチョコムースに、 「こりゃあ、どこの会社のお菓子かね?」と、お尋ねになられましたので、 「ここで作りましたよ。手作りです。」とお答えしましたところ、 「ここで作れるのなら、わしも仲間に入れてください。こんなものが作れるのだったら、一緒に作りたい。」 と、Mさん。 そこから、お若かった頃のMさんのお仕事ぶりをお聞きすることができました。
こんなところから色々とお話いただけるのはとてもうれしいですね。 1階の交流スペースでのカフェ・アザレアの復活で、ご入居者のお話をたくさんうかがえるようになり、私たち職員にとっても楽しい時間となっています。
2024.02.17 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月8日号
2月に入りました。節分も終わり、立春も過ぎ、寒暖差を感じながら確実に季節は春に向かっています。
ご家族の面会の頻度も一気に増え、ご入居者とのお話にせんりょう万両のロビーはにぎわっています。
この3年間のコロナ対応の期間、面会も全くできず寂しい思いをじっと耐えてみえたご入居者の、何とも言えない晴れやかなお顔に、ご家族の持つ血のつながりの偉大さを感じずにはいられません。
そのおかげなのか、今日のあんパンは大変良い出来でした。あんパンも皆さんの面会を喜んでいるように、艶やかな出来上がりとなりました。
「今日のあんパン、美味しかったわ。」と、ロビーに本を返しにみえたF子さんが、事務所を覗いて声をかけてくださいました。
よくお分かりでいらっしゃいます。
2024.02.08 |
カフェ・アザレアより~令和6年2月1日号
2月に入った今週は、真っ白なクリーム大福をお作りしました。
雪のように白い求肥の中には、粒あんと生クリームを忍ばせました。
「これは大福もち?、あらまあ白いクリームも出てきたよ。」
「ハイカラな大福もちだね、あんことクリームも食べられて美味しいね。」
と、皆さん一口頬張られて驚かれ、それから大福の中をよくご覧になられ、
「美味しかったよ、またお願いね。」
との、ご感想。
和の大福もちに洋の生クリームがコラボして、温かいコーヒーにもよくあったようです。
2024.02.01 |