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カフェ・アザレアより~2022年10月6日号

めっきり涼しくなった今週は『薯蕷まんじゅう』を作りました。

薯蕷(じょうよ)とは、大和芋、山芋、つくね芋などを指し
この薯蕷芋を饅頭の皮に用いた蒸し菓子を「薯蕷(じょうよ)饅頭」と呼びます。

薯蕷(じょうよ)を米粉や小麦粉のつなぎに使い蒸します。
薯蕷(じょうよ)は蒸すとふくらむ性質があるので、
出来上がった饅頭の皮は、フワッとした優しい食感に仕上がります。
お好み焼きにも山芋を入れ、フワッと仕上げますよね?
これを饅頭の皮にも用い、上質なやわらかい食感の饅頭を作り上げるのですね。

薯蕷まんじゅうは「上用まんじゅう」と書くこともあります。

薯蕷(じょうよ)は「上用(じょうよ)」という当て字を使って読むことがあり
最近では、こちらの方が一般的なのではないでしょうか。
よく聞く、和菓子材料である「上用粉」は、関西方面で使われる細かい上質の米粉を指し
芋とは関係ないようです。うるち米を乾燥したものを「上新粉(じょうしんこ)」と呼び
しんこや団子、餅に使います。これをより細かくしたのが「上用粉」です。

上用万頭を食べるとその老舗のレベルがわかるといわれるほど、
シンプルなのに、基本を問われるお菓子だそうです。
薯蕷(じょうよ)万頭は、総合的な技術とセンスの集約であるため、職人の技量が表れるのだとか。

ということで、ご入居者の感想はいかがでしたでしょうか?
カフェ・アザレアのレベルは,如何に?
皆さん、ご想像ください。

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2022.10.06 | 

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